安芸高田市の市長会見から思うこと

最近、個人の力量が凄いと思う政治家がポツポツ出現してきていることを感じています。

それが、誰かということは控えますが、この安芸高田市の石丸市長はその1人です。

石丸市長は地元新聞の大手である中国新聞を相手に堂々と論破していますが、よりによってマスコミを相手にするとは、余程自信と信念がない限りできたものではありません。マスコミはそれなりに論客揃いだからです。

しかし、マスコミは例えば市長と議会が対立した場合、中立に立とうと思うのでしょうが、中立と足して2で割ることは全く違う結果を招きます。

中国新聞は、中立に立った傲慢な気持ちがあるのでしょうが、明らかに市長のロジックは成り立っているものの、議会側にはロジックが存在しておらず、にもかかわらず、その状況を、お互い様な形で報道する為、どうしても議会側に高下駄を履かせてしまわざるを得ず、市長の言う語報になっているのだと思います。

このマスコミの傾向は、どこにでもあり、自身でも感じることは度々あります。ある意味仕方のないことと思っています。というか、私のような凡人では、迂闊なことはできません。

しかし、この石丸市長のような市長と本当の意味で、市の将来について議論するには、相当勉強しなければならないでしょう。

自分もコテンパンにやられてしまうであろう現状を自覚し、法律や政策、施策を勉強しなければならないと思う暑い夏です。

線引き廃止の松江市視察

学校統廃合の偏りの原因であり、コメ価格の低迷の一因でさえあると考えている、線引き都市計画。富山県では富山市を中心に昭和46年に導入されています。当時は国からの強制施策でしたが、平成12年に、各自治体の判断によることになっています。しかしながら廃止した場合の影響を恐れてか、県庁所在地では高松市を除き、線引き廃止を実施する都市はありませんでした。

ところが、島根県松江市が今年の2月に廃止を表明しました。まだ未決定のことも多いのですが、その経緯や計画について調査研究をすべく、視察してきました。

線引き廃止という表現は使わない方針ということで、デリケートな部分があることを実感しました。

線引き廃止は、決して夢物語ではなく少しづつ実現していくのではないかと期待しています。実は、テーブルをご一緒した際の藤井市長の言葉なのでオフィシャルなものではないのですが、私がことあるごとに発言する線引き都市計画の廃止にまつわる想いについて、今後もどんどん行って欲しいと言われたのです。今年の6月のことです。

私は驚いて線引き廃止の検討をしていただけるのかと聞き返したところ、現時点では難しいが、私の発言は、ご自身の考えに大きな影響を与えているのだと気さくに話してくれました。

ここは松江市の中心地から5~6キロ離れた市街化調整区域です。現在調整区域のまま宅地造成が行われていますが、この辺りは線引き廃止後住宅化するのではないかとの予測を松江市当局が考えているところです。

近隣にはカントリーエレベーターもあるのどかなところですが、松江の中心地から決して遠くないところです。

富山からは遠い彼方の話ですが、注視していきたいと思います。

6月定例会

6月8日、定例会が開会しました。5月にコロナ禍における物価高騰支援対策を主とした臨時議会から開催されたため、本定例会は比較的審議内容が少ない議会となります。

私は6月12日の2番目に質問に立ちます。日頃、役所に行政関係の証明を取りに行く際、請求用紙に何をどう書けば、どんな書類が取れるのか難しい思いをしている人も多いと思います。

戸籍は世帯を中心に考えることも多いのですが、この世帯という概念はいろいろあってわかりにくいものです。

何を思って質問するのか。議会傍聴ダイジェストを添付します。

市政報告会 草島

草島の皆さんに向けて市政報告会を開催しました。

同じ会派の藤田克樹、金岡貴裕両市議にアシスタントをしてもらい、短くコンパクトにまとめた報告会ができたと思います。

最後に参加いただいた方々より、我々の会派が是々非々のスタイルで取り組んでいることについて高く評価いただくとともに、実際の議事録や、議会模様の感想などもいただくことができ、驚くとともに、感激した次第です。

政務活動費のあり方

政務活動費の問題がクローズアップされてから早いもので6年以上が経っています。

当初は、公認会計士の方に事前調査をお願いしたり、試行錯誤しながら今を迎えていますが、一昨年に新人として当選した議員には、意味なく理不尽と思えるものも多く、私も、何の意味があるのかと問われると答えようもない決まりなどがあり、やはり、柔軟に変えていくべき必要はあると思います。

政務活動費を使用するにあたり、クレジットカードを使うことは禁止されていましたが、専用のカードを作れば、利用できる。ただし、議員を辞める時にはそのカードを処分すること。ポイントは一切使わないことなど、あまり意味のない子供の規則のような縛りがあることから、馬鹿らしくて使うことができないと自分は考えています。

省庁へヒアリングへ行った際の交通費ですが、このような宛名を書いてもらう必要があります。私たちの場合はまだこれで済みますが、もう一つの自民会派である富山市議会自民党は、富山市議会 富山市議会自民党 何某何某 といった宛名が必要となり、後ろに人がつかえている場合は大変です。

今回、富山駅のみどりの窓口で宛名記入用紙が置いてあることに気づきました。これはありがたいものです。

さて、今回の交通費は片道12,960円となんの割引もない金額です。日頃東京に行く場合は、おとなび割引を使うので、お往復で4千円以上安くなります。

しかし、ポイントが付くからという理由で自分のJRカードを使うわけにはいきません。残念なことです。