会派勉強会•ゴミの有料化

富山市では、一般家庭ゴミの有料化が検討されています。現在高齢化が進む中で、実質的に出費の増える家庭ゴミの有料化の影響はそのまま、高齢世帯を含む全家庭に及びます。それに現在もゴミの処理は別に無料なのではなく、税金で賄われていますから、負担を伴い増やす以上、思いつきなどではない、しっかりした根拠が必要です。

ここに至るまで、私たちはゴミ処理有料化の根拠となる指標のみをピッキングして説明を受けていると思われるところがあり、当局側はそれら以外の指標や、想定されるデメリットに関するデータも収集し、説明する必要があると考えています。

例えば、一人当たりのゴミの排出量は平均を超えていますが、一人当たりの居住スペースの数値はどうなのか(一人当たりの消費額、一人当たりの所得、一人当たりの植栽面積などなど)は併せて報告されておらず、一体何故一人当たりの排出量が多いのかは、有料か無料かの影響だけのせいと考えるのは、正確とはいえません。

物理の法則で、質量保存の法則やエネルギー保存の法則で学ぶ通り、ゴミだって同じです。家庭で増えるのではなく右から左への通過に過ぎないのですから、負担の摩擦を増やせば、どこに歪みが出るのかも考えなければなりません。

 少なくともゴミ有料化が実施されるまでに、これならば仕方ないというロジックを成立させる必要があると考えています。