第6話「四方チャレンジ・ミニ企業団地の再編」

ある時、私の地元である四方の町内会から、「企業団地の従業員駐車場がなくて困っている。チャレンジ・ミニ企業団地の空いているスペースを貸して欲しいのだが、何とかならないものか。」と相談を受けたことがありました。

私が、この相談について所管する工業政策課に掛け合ったところ、「駐車場として利用することは、条例違反となる恐れがあることから無理だ。」と回答がありました。しかし、到底納得できる回答ではなかったため、平成30年3月定例会にて、市長に直接この問題について質問をしました。この質問に対して市長は、「条例の解釈を変えて、柔軟に対応する」と答弁してくれました。これには所管する商工労働部も驚いたそうです。

前述したチャレンジ・ミニ企業団地とは、新たに独立開業しようとする方を援助するための施設として設置されたものですが、その後、その動向を見守るも活用に乏しく、今後の活性化を考えれば、企業団地の用地売却を含めた再編も視野に入れるべきではないかと考えるようになりました。

空いているスペースを駐車場として利用することを認めてもらったばかりで気が引けましたが、1年後の令和元年6月議会で、「チャレンジ・ミニ企業団地の在り方について再検討すべき」と質問を行い、当局の前向きな回答を引き出しました。

そして令和2年9月議会で、企業団地の用地売却が承認され、市有地の一部が売却されました。これから和合地区随一の企業団地の再編が行われます。私はここに新たな雇用と活気が生まれることを確信しています。