参議院議員選挙の敗退を受けて

この度の参院選で、ご協力をいただいた皆様に御礼を申し上げますとともに、良い結果を生むことができず、その想いを無にしたことをお詫び申し上げます。

結果として、今回は迷っている人はあまりおらず、心に固い決心があったように感じています。よって、我々の訴えは空回りをしつづけ、更にその訴えそのものが、より頑なに反対の気持ちを生んでしまったのではないかとさえ感じるのです。

例えば、何かお金を使う施策をお手柄のようにアピールした場合、聞いている方は、別に株式会社自民党が稼いだお金を使うわけでもないのだから、「それは国民のお金だ。お前は何様だ」という感覚を生んでしまったのではないかということ。

私たちは正しく、相手は間違っている。そこをしっかり理解してもらいたいと一方的に話す内容が、SNSなどで、既に論破されてしまっていることにすら気づけていなかった勉強不足。

少ししらけてしまっている自民党員ではない人に向かって、素晴らしい自民党の自画自賛を押し付けようとしたこと。

石破茂総理だけが悪いと思っているのではなく、積もり積もった自民党への反感を持つ人に対し石破総理のせいにしようとする魂胆が見え隠れする自己責任逃れ。この度の不信を招く政策の数々は、別に石破総裁が一人で決めたものではなく、以前彼が話していた内容とガラッと変わっていることから、党の別の考えに協調したのではないかと思います。失言や空気を読まない発言は、個人的に批判する気持ちを生むものの、自民党不人気の本質ではないような気がします。

ガソリン暫定税率の廃止を自民党も考えているけど、間に合わない。各方面への調整を官僚に丸投げする野党は無責任だと、応援の弁を話す若手のホープ。ここまで、決断してこなかった自己責任を丸投げしているではないか。

今回の自民党の戦い方には、思うところが、色々ありますが、他に打つ手が果たしてあたのだろうかとも思います。種部、奥野、中川、庄司県議はよく頑張っておられたと思いますし、今となっては後の祭りですが、堂故さんの良さをしっかり伝えきれなかったことが本当に残念です。