市政報告会 布目南町

布目南町の町内行事の一環として、今年も市政勉強会(市政報告会)を開催していただきました。

いつも沢山の方にご参加いただける町内で、本当に励まされています。当然、私を議会に送り込もうという想いを持っていただいており、その期待に応える活動をしなければ、申し訳がたちません。

ということで、他のご町内ではとてもお話しできないような、自分なりの裏話もさせていただきました。

店頭の米不足と米の価格

都会では店頭から米が消えたとのことですが、昨年の収量や、消費量、在庫量とも統計上は安定的なので、米が無くなったのは店頭からという話です。

少なくなった理由は、インバウンドの大量消費、地震を恐れての家庭の備蓄などが一つの要因ではあるようですが、もっと大きな理由は、米が不足してくるかもという人々の買いだめも大きいのではないかと思います。コロナ初期のマスク不足もそうですが、みんなが買いだめると、自分も買いだめるという連鎖行動は、主食であるからなおさらです。

安売り店の米流通の一つであった、いわゆるスポット買いも今は売り手が不在となっているようで、暫くは店頭の米は不足するのでしょう。

さて、国は米価の維持のため、国民に応分の負担を求めるとして、次年度以降の米の販売価格に、コストを算入した価格となるよう、全農を指導しているようです。その代わりに、農地の締め付けが強まり、転用や、耕作放棄に厳しく当たってくることが予想されます。

いずれにしても、政策がころころ変わり、結果農家が大損というようなことが起きないよう声を上げていきたいと思います。

悩ましい郵便料金の値上げ

10月から郵便料金が値上げする話は知っていますが、上記の一般料金とは違い割引料金がどうなるのかは掲載されているものはありません。

今日、たまたま郵便局に用事があったので、窓口で聞いてみるとまだ決まってないとのことです。私の場合は、区内特別割引を議会ごとに使って、議会傍聴ダイジェストを郵送しています。

私は議会傍聴ダイジェストの中で、政務活動費を使っておりません。と書いていますが、では何で支払っているのかというと、議員の給料からです。本来なら政務活動費が使えたものなんでしょうが、富山市議会では現在認めていませんし、自分の意地もあります。郵便局単位で分けて、一つの郵便局で100通を超えると適用される料金は現在1部73円です。これが約1500通。これに印刷代や、封筒代がプラスされます。この封筒代も実は結構高いんです。(A3の頃は重さの関係で84円のこともありますし、手配り分はほぼ郵送分と同数あります。)

その為、この郵便料金の値上げは切実なんですが、ホームページで調べたところ、区内特別郵便の割引率は変わらない予定とのこと。料金が変わらないという表現なら一安心ですが、割引率となると、もともとそんな割引率表記は今までないので、単に案分することになるのでしょうか。

値上げがないことを祈るばかりです。

政治に対する市民感情

石丸伸二氏の東京都知事選挙の結果に対する感想は、支持している人としていない人では明らかに違う反応が出ています。

支持していない人は、ユーチューブでの活動が功を奏したとか、実際は自民党の対蓮舫候補への工作の一環であったとか言うのですが、支持する人の気持ちがここまでわからないものなのか逆に不思議に感じるほどの、的の外れようです。

私は石丸氏を尊敬していますが、それは何故かというと、彼の行動がまさに政治屋政治との決別であり、その実践をユーチューブなどで見たことによるものです。ユーチューブであれ、テレビであれその実践がなければ、誰もファンにはならないでしょう。そしてその実践は、本当に高い能力が求められることが、私のような普通の市会議員でもわかりますし、今まで彼ほど痛快なプロ技を示した人を見たことがないのです。

政策がないとか云々は、寝言のように聞こえます。政策は今まで無責任に言いたい放題のことが言われてきただけの根拠のない広告のようなものであり、支持した市民が求めるのは一つ一つの政策や施策を、政治屋ではない信頼できる人にしっかり検証しながらやってもらいたい。そこに尽きると思うのです。

実際彼の政治屋との決別は、実績を残しており、その様子はネットでも見れます。大きな政策の実績でしょう。

さて、私は福井県の小浜市出身です。昨日小浜市長選が行われ、現職が敗れました。現職は私の兄の同級生であったことから、私の実家は現職の応援をしていたと思います。人柄もよく、真面目な人であったことは私の主観ですが間違いありません。

しかし、こんな結果がでることなんて、少なくとも数か月前までは、考えられなかったものです。

石丸氏については、私は都知事になるものだと思っていましたが、多くの人々はそれが意外であったように、政治に関する市民感情は、確実に根付いていても、ちょっとその横にそれてしまうと、わからなくなてしまう。

よくよく注意しなければならないようです。

議会で質問をすることだけが議員の仕事ではない

たまにそんな言葉を耳にしますが、当たり前でその通りだと思います。

しかし、議員の仕事はわかりにくいので、他に置き換えると、教えることだけが教師の仕事ではない。治療することだけが医者の仕事ではない。商品を売ってくることだけが営業マンの仕事ではない。と同じようなものだと思います。

要はやって当たり前の話の話です。

さて、今回の議会で意見書を提出しました。

会派としてもう一つ、同じ会派の久保議員提案の年金制度改革を求める意見書も提出しています。

以前の報告で、議員に厚生年金を求める意見書に反対したということを書きましたが、老後不安は地方議員固有のものではなく、個人事業主など多くの国民の不安です。先に、自分たちの不安を取り除こうという考えに納得がいきません。別にポピュリズムとかいうわけじゃなく、政策に口をはさむ仕事に関わり、耳障りの良いことばかり言ってるくせに、やることが卑怯で姑息だと思うからです。

私は息子が、文京区に住んでいるので、その近くにある後楽園にたまに行くことがあります。後楽園はいわゆる水戸光圀が造った庭園ですが、その名前の由来は為政者は民衆の先に苦しみ、民衆の後に楽をするという思いが込められてのものだそうです。

議会質問は、内容をお尋ねするのではなく、そうすることが市民にとって良いはずだけれども、そうじゃないのはどうしてなのかを議論する場だと思っており、できる限り質問するべきだと思っています。また、見られてなくても、信用してくれといった支持者の皆さんに対する信義は守るべきだと思います。

少なくとも議員現職の間だけは…