令和7年6月議会一般質問を終えて

今まで活動報告の中で、一般質問に関しては、質問前にご報告した上で、その報告に質問の模様の動画を追記掲載しておりましたが、改めて別に報告いたします。

富山市議会の公式ページは

https://toyama-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=994

風と光の塔については、自身で動画を見たところ、自分では気づいていない間違いを発見し、少し情けない感じです。

ニューヨークタイムスの行くべき52か所を25か所と言ってみたり、アルミの輝きをウイーンの空のようだと言わねばならないところを、ノルウェイの空のようだと言ってみたりです。

家庭ごみ有料化に関する質問では、有料化が違法だと訴えられた裁判を受け、国が歳入中立な支出予算を導入することで、矛先を変えることを暗に進めているのですが、結果として、有料化により増えた収入を、そのままごみ処理に使わず、新たに支出項目を増やすことで、結局予算の肥大化を生んでしまう。そんなお役所仕事だけは避けてもらいたいと考えての質問なんですが、その真意はうまく伝えられなかったのではないかと思います。

いずれにしても、4月に行われた市議選における候補者アンケートでは、有料化に賛成する当選議員が大勢を占めています。

今まで、有料化でごみそのものが減る理由について明確な裏付けが果たしてあるのかどうか、また、ごみ有料化などの動きが、見せかけの環境配慮になるのではないかとの観点からも質問を行ってきました。

私自身、有料化が100パーセント悪いなんて思っているわけではありません。私以外の、13人/38人も同様だと思います。

本来なら、既に有料化はスタートしていたと思います。我々反対の観点からの意見を、市長は無視することなく、じっくり聞いてくれていたので、今後審議会などの答申を受け、その決断をされた際には、従うべきだと考えています。

また、そうすべきだということが、市議選の結果にも表れていることを、あらためて認めなければならないでしょう。

令和7年6月議会 一般質問

6月18日、午後1時10分より、私の4期目となる任期の最初の議会質問を行います。

取り組みたい課題が多く、何を質問するか大いに迷いましたが、選挙前に市民の方から投げかけられた、風と光の塔のことと、7月の審議会を経て大きく進展するであろう家庭ごみ有料化について、本質を突いた議論が行われることを目指し、2問の質問を行います。

風と光の塔については、恥ずかしながら私自身、その存在に気が付いてすらいないものでした。

詳細はこの設計者である、黒川雅之氏がyoutubeで分かりやすく解説しています。

残念ながら、現状はこのようなものではなくなっています。こういったモニュメントは、何らかの機能的な働きがあるわけではありません。あるべき姿でそこにあることだけが、このモニュメントの存在の意義となります。

ニューヨークタイムスの行くべき52か所に選ばれた今年、光り輝く、あるべき姿に戻させるべきだと考えています。

家庭ごみ有料化については、62の中核市のうち、27市ですでに実施されています。有料化の流れは、以前は小さな市町村が中心だったのですが、ここ数年で中核市にも広がってきてきています。最近有料化された都市の有料化に至る理由が動画などで自治体やマスコミによって、多く公開されていますが、それぞれ事情は違うはずなのに、有料化の理由は、ほとんど同じコピーアンドペーストです。

有料化に至る本質について、当局の見解を問いたいと考えています。

令和7年3月定例議会

私や藤井市長の任期最後となる3月議会が開会しました。

市税収入が好調であることを目論んでいますが、市全体の予算の中では、その影響はそれほど大きなものではありません。人口減少が進む中、普通に考えれば支出はどんどん増えてきます。

そんな中、既存校舎を利用せず、新校舎を設置した場合、学校の統合では非常に大きな予算が必要となることが判明しました。またサッカースタジアムは全国的にトラブルを生んでいますが、富山市もその判断が求められそうな気配です。富山地方鉄道の救済では投資がその選択肢になっていますが、補助と違い一度乗りかかったら降りることは困難です。

学校の統合にかかる経費以外は、今までの想定外の費用であり、今日の代表質問に対する回答では、それらの費用を算定外としても、今後の予算が厳しくなる旨の答弁がなされました。

何に財源を絞っていくのか。またそれらの恩恵のない地域や市民とのバランスをどう考えるのか、次期チャレンジを目指す藤井市長の考えを問うていきます。

議会傍聴ダイジェストを添付します。

会派便り

会派の広報誌をみんなでお金を出し合い作成しました。当初そんなものはいらないというメンバーもいましたが、会派若手の発案なので、それなりの出費は伴いましたが、意見を出し合い全員の手により完成させました。概ね一致しても、細部の表現の違いなどがあり、侃侃諤諤白熱もしましたが、それらを乗り越えて完成です。

エリアは限定されますが、順次新聞折込や、個別ポスティングなどで配布の予定です。

みんなやっていること? の筈がないこと

自民党の支部長、幹事長会議があり、この度の第一選挙区支部長ポストのことについての議論がなされました。今回は議論にはならないと思っていたので、議論自体がとても意外でしたが、ある人の意見があまりにも残念でした。

架空党員問題について、きっと自分がその立場なら同じことをするだろうし、みんなもやっていることだろうという意見です。

驚いたことに、司会はその発言を意見の一つとして聞いた後、都合の悪い事実についてこれ以上やりとりしたくないとでも思ったのか、スルーして次の話題に入ろうとしました。

救われたのは富山市連支部長が制止して、そんなわけがあるはずないだろうと、とうとうと話してくれたことです。それがなければ、私は挙手をして、少し強めの発言をしていたと思います。

余計な争いにならずに済みました。

半ば実在する架空党員は、本人の承諾すら得ていなければ、その人にとっての侮辱です。半ば実在というのは、一部か存在し、郵便物は届くけれども、同じ住所に実在しない家族がいるということです。そんなことをして、今まで問題にならなかった方がおかしい話です。

そんなことが、政治家にとっては当たり前みたいな発言がなされたのは、市議や県議の信頼の無さ、そして自民党富山市連という組織のモラルの低さが露呈したに他ならないでしょう。

そして、そういった時に、ちゃんと発言できるのか、できないのか。

今回のことは、残念だけど希望も見えた。そんなふうに感じた支部長幹事長会議でした。