米の行方

米が市場への供給不足から高騰しているという話。

米の安定供給は、今まで農協が大きな貢献をしてきました。過去に、農協は消費生活協同組合でもないし、国家でもないのに次の収穫期までの安定供給に使命感を持った気になっていることが、最も大事にすべき米作農家の生活を苦しくすることにつながっていることを書きました。

流石に、一部の農家に愛想を尽かされて、今年は農協への米の出荷が激減しました。自分のわかる範囲として、富山は正にそうです。

しかし、これは覆水盆に返らずの要素が強く、一定の大規模農家が自ら乾燥調整施設を保有してしまったということを意味します。そしてそこで乾燥した米は、別に農協に出荷する必要もないので、自由に業者に売り渡し、業者は農協と違って、安定供給するつもりもなく、高値で売り抜くことが使命なので、今後は不安定な価格推移となる可能性が高いと思います。

私は11月に、農水省の担当者に、農協の乾燥調整施設。いわゆるカントリーエレベーターや、保管施設の維持建設に補助を出すべきと提言してきました。正確には補助でも出さないと、もう農協ではそういった施設を作る意味が全くないし、米価の安定はおぼつかなくなると文句を言ってきたというところです。

制御できなくなると、困るのは国民です。

ちなみに今年だって、農家がボロ儲けしているわけではないし、深刻な経営状態に陥っている農協は増えているのではないかと思います。

会派便り

会派の広報誌をみんなでお金を出し合い作成しました。当初そんなものはいらないというメンバーもいましたが、会派若手の発案なので、それなりの出費は伴いましたが、意見を出し合い全員の手により完成させました。概ね一致しても、細部の表現の違いなどがあり、侃侃諤諤白熱もしましたが、それらを乗り越えて完成です。

エリアは限定されますが、順次新聞折込や、個別ポスティングなどで配布の予定です。

片山さつきさん現る

衆議院議員戦、田畑裕明候補者の応援に片山さつきさんが、9時25分着の新幹線で来富し、11時21分の新幹線で去っていきました。

今回、アテンドさせていただいたのですが、素晴らしい人に会えたというのが率直な感想です。

その理由ですが、まずは飾り気がなく気さくなその人柄です。神経質なところもなく、ざっくばらんに自分の考えを話されます。当たり障りの無いことや、ただただお世辞のようなことばかりいう国会議員が多い中で、本音で自分の考えや立ち位置を話されるし、何より底抜けに明るい。

私と片山さつきさんの間で、お願いされていたことに少し手違いがあったのですが、恐らく帰り道の新幹線の中から、スピード感を持って電話をされてきました。

今回は何から何まで厳しいことばかりなのですが、全てをかき消す、良い半日でした。

日本最高齢116歳

敬老の日を迎えると高齢者の方の話題が沢山のぼりますが、日本最高齢は116歳の糸岡富子さんだそうです。

最高齢というと、泉重千代さんが私の記憶に強く残っているのですが、今調べてみると、その年齢は間違っていたというのが定説のようです。

私は現在58才です。最高齢の糸岡さんと同じく116才まで生きることができるならば、人生がもう一度あります。しかし、これからの生活環境は厳しい気がしてなりません。

子供のころ井上陽水の歌の「人生が二度あれば」という歌を聞くたびに、父親のことはさておき、母親のことを考え、涙したものです。

しかし、自分にはもう一度ある!

そう思って頑張りたいものです。今は市役所にいますが、昼ご飯を食べ帰ってくると、1階のロビーで、宝くじ「幸運の女神」の木戸結菜さんがPRキャンペーンをしていました。

残りの人生のラッキーにかけてみました。

店頭の米不足と米の価格

都会では店頭から米が消えたとのことですが、昨年の収量や、消費量、在庫量とも統計上は安定的なので、米が無くなったのは店頭からという話です。

少なくなった理由は、インバウンドの大量消費、地震を恐れての家庭の備蓄などが一つの要因ではあるようですが、もっと大きな理由は、米が不足してくるかもという人々の買いだめも大きいのではないかと思います。コロナ初期のマスク不足もそうですが、みんなが買いだめると、自分も買いだめるという連鎖行動は、主食であるからなおさらです。

安売り店の米流通の一つであった、いわゆるスポット買いも今は売り手が不在となっているようで、暫くは店頭の米は不足するのでしょう。

さて、国は米価の維持のため、国民に応分の負担を求めるとして、次年度以降の米の販売価格に、コストを算入した価格となるよう、全農を指導しているようです。その代わりに、農地の締め付けが強まり、転用や、耕作放棄に厳しく当たってくることが予想されます。

いずれにしても、政策がころころ変わり、結果農家が大損というようなことが起きないよう声を上げていきたいと思います。