活動報告

富山市水道料金最高3.16倍?

共同通信の配信ニュースであることから、北日本新聞と富山新聞の双方で掲載されたこのニュース。ちょうど水道料金の議会質問を終えたばかりの私には、この配信ニュースの意味が理解もできないし、納得もできません。

40年前の料金と現在の料金を比較し、その上昇倍率が富山市が最も高いというものですが、現在の富山市の料金は平均的だと認識しています。

とするならば、40年前と変わらない東京をはじめとする大都会の上下水道料金が40年前は異常に高かったことになります。

この配信記事の中で、時折水道料金と下水道料金が一緒になったり、水道だけの話になったりと、一貫性がないことも、よりこの記事を難解なものにしています。

一番水道料金の安い都市が赤穂市で、一番高い夕張がその8倍という話と、県庁所在地では徳島市が一番安いという話。値上げ率の比較の話になったりと、テーマそのものも一貫性がありません。

この話をそもそも整理すれば、下水道の普及率も大きく関係してきます。いわゆる昔の汲み取り便所の家庭の解消率は、そのまま上下水道料金の上昇につながります。払っていなかった家庭が払うだけの話なのです。

だからこそ、40年前に下水道の普及率の既に高い大都会の上昇率は低いし、昔から高いだけの話。

施設整備や、修繕に取り組むタイミングでは、上昇率がアップするし、それが一息つけば、しばらくそのままの自然増で済むことにもなることでしょう。

以前、通信社配信の記事で富山市議会自民党を揶揄する記事を書いたつもりで。我が自民党会派と間違えて記事を書かれたことがあります。

その時に、北日本新聞、富山新聞、通信社にそれぞれ苦情の電話を入れましたが、富山新聞以外は謝らず、北日本新聞は配信記事だから私に言われてもお門違いだと、こちらがより腹立つような回答。通信社は、間違えたからといってどうしろっていうのかと、馬鹿にするように開き直る始末。

今回も、この記事は、だからなんですか?

で終わるのでしょう。

令和7年9月議会開会

9月4日、9月議会が開会しました。富山市の一般会計予算は今回の補正で2千億円を超えてきました。

今までは、議会が始まると議会傍聴ダイジェストを作成し、配布作業に入るので、タイトな日程のやり繰りに終始していましたが、今回は基本的にはネットで配信。つまり、このページでの配信と、YouTubeでの動画配信をすることにしましたので、印刷物が間に合うか、人の手配ができるかという、自分以外のことでのやきもきはなくなりました。しかし、動画の作成をまともにしたことがないのにできるのだろうかと、着手する前の漫然とした不安は抱えておりました。

そんな中、9月5日に、古井康介さんにお会いすることがあり、お願いしたところ快諾してくれ、翌日の6日に急遽撮影に挑みました。

彼には撮影の場で、初めて私の議会傍聴ダイジェストを渡し、そこから事前の打ち合わせもしないままで私のiPhoneで撮影するという、にわか仕立ての設営で、二人きりの2時間を過ごしたのですが、今までしっかり話をする機会もなかったにも関わらず、彼の対応能力はしっかりしており、おかげさまで無事撮影を終了させることができました。

こういった政治関連の広報を行う会社を学生時代に起業した彼の名誉のためにお伝えしますが、撮影後の動画の作成は全て私個人で行っており、パソコンも動画編集アプリもお金をかけずに、あるもので対処しましたので、本当に素人仕立ての動画となっております。

動画については、3話に分割しますが、まだ1話の完成しかしておらず順次追加していきます。

一般質問は、9月12日 14時頃から開始の予定です。

議会傍聴ダイジェスト、YouTubeを下に添付します。

伊東市長の百条委員会の中継を見て思うこと

よそのことは自分に影響がないので、憂鬱になる必要もないはずですが、イライラ嫌な気持ちになる委員会でした。

最近は、追求する側の迫力や思考力がおかしなことになっていると、思わざるをえません。

田久保市長は、まやかし論法で乗り切ろうとしているのですが、質問者がそのまやかしに付きあって、まやかしを崩そうとするものだから、結局何を聞いて、何に答えるべきかが、混沌としてしまう。挙げ句の果てには、東洋大学を悪者にすれば、田久保市長もそれだけは勘弁してくれというとでも思ったのでしょうが、反対に、東洋大学に謝れと逆に責められる始末で、そもそもこんな時は皮肉を込めたやり取りは、きっぱり捨て去り、ストレートに質問する以外はないのです。

子供の漫画の問答のように、かっこよくやりこめようとすると、現実の世界では痛い目にあう。相手をより辱めようとするから、こんなことになるのだと思います。

しかし、田久保市長もここまで往生際が悪いと、最後に自分自身に耐えきれなくなるのではないか。そんな心配すら出てくる百条委員会でした。

参議院議員選挙の敗退を受けて

この度の参院選で、ご協力をいただいた皆様に御礼を申し上げますとともに、良い結果を生むことができず、その想いを無にしたことをお詫び申し上げます。

結果として、今回は迷っている人はあまりおらず、心に固い決心があったように感じています。よって、我々の訴えは空回りをしつづけ、更にその訴えそのものが、より頑なに反対の気持ちを生んでしまったのではないかとさえ感じるのです。

例えば、何かお金を使う施策をお手柄のようにアピールした場合、聞いている方は、別に株式会社自民党が稼いだお金を使うわけでもないのだから、「それは国民のお金だ。お前は何様だ」という感覚を生んでしまったのではないかということ。

私たちは正しく、相手は間違っている。そこをしっかり理解してもらいたいと一方的に話す内容が、SNSなどで、既に論破されてしまっていることにすら気づけていなかった勉強不足。

少ししらけてしまっている自民党員ではない人に向かって、素晴らしい自民党の自画自賛を押し付けようとしたこと。

石破茂総理だけが悪いと思っているのではなく、積もり積もった自民党への反感を持つ人に対し石破総理のせいにしようとする魂胆が見え隠れする自己責任逃れ。この度の不信を招く政策の数々は、別に石破総裁が一人で決めたものではなく、以前彼が話していた内容とガラッと変わっていることから、党の別の考えに協調したのではないかと思います。失言や空気を読まない発言は、個人的に批判する気持ちを生むものの、自民党不人気の本質ではないような気がします。

ガソリン暫定税率の廃止を自民党も考えているけど、間に合わない。各方面への調整を官僚に丸投げする野党は無責任だと、応援の弁を話す若手のホープ。ここまで、決断してこなかった自己責任を丸投げしているではないか。

今回の自民党の戦い方には、思うところが、色々ありますが、他に打つ手が果たしてあたのだろうかとも思います。種部、奥野、中川、庄司県議はよく頑張っておられたと思いますし、今となっては後の祭りですが、堂故さんの良さをしっかり伝えきれなかったことが本当に残念です。

令和7年6月議会一般質問を終えて

今まで活動報告の中で、一般質問に関しては、質問前にご報告した上で、その報告に質問の模様の動画を追記掲載しておりましたが、改めて別に報告いたします。

富山市議会の公式ページは

https://toyama-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=994

風と光の塔については、自身で動画を見たところ、自分では気づいていない間違いを発見し、少し情けない感じです。

ニューヨークタイムスの行くべき52か所を25か所と言ってみたり、アルミの輝きをウイーンの空のようだと言わねばならないところを、ノルウェイの空のようだと言ってみたりです。

家庭ごみ有料化に関する質問では、有料化が違法だと訴えられた裁判を受け、国が歳入中立な支出予算を導入することで、矛先を変えることを暗に進めているのですが、結果として、有料化により増えた収入を、そのままごみ処理に使わず、新たに支出項目を増やすことで、結局予算の肥大化を生んでしまう。そんなお役所仕事だけは避けてもらいたいと考えての質問なんですが、その真意はうまく伝えられなかったのではないかと思います。

いずれにしても、4月に行われた市議選における候補者アンケートでは、有料化に賛成する当選議員が大勢を占めています。

今まで、有料化でごみそのものが減る理由について明確な裏付けが果たしてあるのかどうか、また、ごみ有料化などの動きが、見せかけの環境配慮になるのではないかとの観点からも質問を行ってきました。

私自身、有料化が100パーセント悪いなんて思っているわけではありません。私以外の、13人/38人も同様だと思います。

本来なら、既に有料化はスタートしていたと思います。我々反対の観点からの意見を、市長は無視することなく、じっくり聞いてくれていたので、今後審議会などの答申を受け、その決断をされた際には、従うべきだと考えています。

また、そうすべきだということが、市議選の結果にも表れていることを、あらためて認めなければならないでしょう。